JK,o\2
俺達はあれから本当に普通の恋人同士のように付き合っていた。
リナは本当に素直で可愛くて、始まりは2ショットチャットっていう不純なものだったけど俺は真剣にリナを愛してたし、結婚も考えてたよ。
リナは学歴も容姿も性格も俺には全くつり合わない良い子でさ、少しでもリナにふさわしい男になるように俺は仕事を頑張っていた。
けど、リナには不可解なところがいくつかあったんだよな。
1つは家まで送らせてくれないところ。
夜遅くなった時とか俺が危ないから遅らせてって何度お願いしても絶対に拒否。
だから、りながどんな家に住んでるのかとか知らなかったし両親に会うこともなかった。
いつも成城学園前で降りるから、そこら辺に住んでるのかな?とは思ってたけどね。
2つ目はいつも高価な服やバッグを身にまとってるところ。
高校卒業したばっかの女の子が全身クロエとかさ、フランクミューラーの何百万と時計とかおかしいだろ?常識的に考えて・・・。
だから、俺は相当な資産家のお嬢さんなんだろうなーって思って何度か聞いてみたけど、
「普通の中流家庭だよー^^」
って答えが返ってくるだけ。
まぁ、そのときはガチで中流家庭育ちの俺に気使ってくれてんだろうなーと思ってたよ。
リナも大学生になって半年くらいたった頃かな?突然、
「北海道の大学に編入しようかなぁ」
って言い出したんだ。
俺は、は?って思ったけどせっかくK大入ったのに何のために?って聞いてみた。
そしたら
「なんか校風になじめなくてぁ・・それに国立大だと学費も安いしさっ」
って。
いつも高級ブランドを身にまとってるのに、学費のこと気にするなんておかしいだろ?だから俺は、本当は俺は浮気相手で本命の彼氏が北海道にいるからそんなこと言い出すんじゃなかろうか?とか疑ってさ。
少し喧嘩になったよ。
そして編入の話もうやむやになった。
今思えば、このときの俺を100万回串刺しにしてやりたい。
そしてこの頃から、リナの服装が明らかに変わり始めた。
エルメスのカバンが小さいヴィトンのバッグに変わったり、デートのとき1度着た服は絶対2度着てこなかったのに、前回と同じ服装でくることも度々あった。
リナは男を立てる子でいつも俺の後ろへ後ろへって感じだったんだ。
ご飯食べたあと俺に会計させるんだけど、家に帰ってスーツ脱ぐとスーツのポケットに今日はありがとう。
って手紙と一緒に1万円そっと入れておくような子だった。
だから俺は今回も、いつも似たような服で来る俺に気使ってんのかなーって思う程度だった。
今思えば、このときの俺を1億回殴りたい。
そして、2ヶ月前だな。
リナといつも通りデートして、俺の部屋でエッチした後リナは大泣きしだした。
「まーとずっと一緒にいたいよぉ・・・」
ってずっと泣いてた。
俺はこのとき、編入の話しで喧嘩した時を思い出してやっぱり浮気なんて杞憂だな。
って思いながら頭ナデナデしてた。
リナはその日寝るまで泣いてた。
そして翌日リナは消息を絶った。
日課である寝る前の電話しようと思ったら繋がらない。
しかし俺はどうしたのかな?って思ったくらいで仕事で疲れてたのもあって即寝た。
だけど次の日も次の日も繋がらないんだ。
俺とリナには共通の知人なんていないし、家もどこにあるか知らないし。
携帯がないと連絡が全くとれないんだよな・・・情けないな。
そして俺は思い出した。
1度だけだけど、中○から大学までずっと一緒だっていうリナの親友がバイトしてるイタリアンのお店に食べに行ったこと。
俺は連絡がとれなくなって1週間経ったときそのお店に向かった。
けど運悪く親友の子は働いてなかった。
俺はその子のシフトとぶつかるまでその店に通い続けたよ。
6回目くらいかな?親友の子を見つけた。
その子のところに走りよって、話があるのでバイト終わるまで待ってていいですか?って聞いた。
その子は悟ったように
「わかりました。
10時に向かいのコンビニで待っててもらえますか?」
って言ってくれた。
彼女が神様のように見えた。
俺にはリナとの架け橋はその子しかなかったから。
俺は待ってる間色んなことを改めて考えた。
事件に巻き込まれたのか、ただ単に俺のことがイヤになったのかとか。
10時過ぎに親友の子は現れた。
「リナのことですよね?誰にも言わないでって言われてるけど、一応彼氏さんなので口外しないのであればお話します」
って言われた。
俺は早く教えてくれって頼み込んだ。
箇条書きにするとこうだ。
リナは代々続く企業の一人娘で正真正銘お金持ちのお嬢さんだったこと。
しかし最近業績が悪化し倒産してしまったこと。
彼女は大学に通うためアパートを借りて東京に残ったが、豪邸などは売り払い両親は夜逃げしたこと。
最初こそ両親から数万円の仕送りをもらっていたが、最近では1円も貰えなくなったこと。
その間は自分の持っていたブランド品を売って生活していたこと。
ついにはブランド品も底をつき、大学も休学していること。
北海道に編入するっていう話も学費のことを考え、本気で検討していたこと。
3年次編入ならどこの国立大学でもやっているが、法学部で2年次編入なら目ぼしいところが北大しかないから、ということだった。
そして俺との消息を絶った理由は、俺に迷惑かけたくないし重荷にもなりたくないから。
俺はこのとき親友の子の前でわんわん泣いたね。
気づいてやれなかった自分を責めたし、俺はリナのこと何にも知らなかったんだよなって。
それなのに彼氏面しててさ。
そして、2人の思い出が全部フラッシュバックしてさ、ごめんなさいって言葉しか出てこなかった。
俺が今リナは何してる?どこにいる?ってその子に聞いたんだけど、私もわからないし、連絡もとれなくて心配してるって。
それで、俺はこれを書いた。
リナはたまにカップル板見てたし、これ見てくれるかなってわずかな希望も込めて。
私信になってしまってすまない。
俺だって、リナの大学の学費出してやれるくらいの貯蓄はあるし、それにリナは頭がいいから大学卒業して就職すれば俺より稼ぐんじゃない?w俺に甘えたっていんだぜ!!!!!111111だから帰ってきて欲しいよ。
一緒にお金返していきたいよ。
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リナは学歴も容姿も性格も俺には全くつり合わない良い子でさ、少しでもリナにふさわしい男になるように俺は仕事を頑張っていた。
けど、リナには不可解なところがいくつかあったんだよな。
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だから、りながどんな家に住んでるのかとか知らなかったし両親に会うこともなかった。
いつも成城学園前で降りるから、そこら辺に住んでるのかな?とは思ってたけどね。
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だから、俺は相当な資産家のお嬢さんなんだろうなーって思って何度か聞いてみたけど、
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って答えが返ってくるだけ。
まぁ、そのときはガチで中流家庭育ちの俺に気使ってくれてんだろうなーと思ってたよ。
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って言い出したんだ。
俺は、は?って思ったけどせっかくK大入ったのに何のために?って聞いてみた。
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少し喧嘩になったよ。
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エルメスのカバンが小さいヴィトンのバッグに変わったり、デートのとき1度着た服は絶対2度着てこなかったのに、前回と同じ服装でくることも度々あった。
リナは男を立てる子でいつも俺の後ろへ後ろへって感じだったんだ。
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だから俺は今回も、いつも似たような服で来る俺に気使ってんのかなーって思う程度だった。
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「まーとずっと一緒にいたいよぉ・・・」
ってずっと泣いてた。
俺はこのとき、編入の話しで喧嘩した時を思い出してやっぱり浮気なんて杞憂だな。
って思いながら頭ナデナデしてた。
リナはその日寝るまで泣いてた。
そして翌日リナは消息を絶った。
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だけど次の日も次の日も繋がらないんだ。
俺とリナには共通の知人なんていないし、家もどこにあるか知らないし。
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ついにはブランド品も底をつき、大学も休学していること。
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3年次編入ならどこの国立大学でもやっているが、法学部で2年次編入なら目ぼしいところが北大しかないから、ということだった。
そして俺との消息を絶った理由は、俺に迷惑かけたくないし重荷にもなりたくないから。
俺はこのとき親友の子の前でわんわん泣いたね。
気づいてやれなかった自分を責めたし、俺はリナのこと何にも知らなかったんだよなって。
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